7月21日 幕張メッセの国際会議場で、日本在宅医療連合学会大会が開催されました。昨年までは、コロナ禍のため、大会はオンラインと会場のハイブリッドで行われていましたが、今大会は殆どが会場での参加となりました。暑い日でしたが、会場は医師・看護師・薬剤師・栄養士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・ソーシャルワーカーなど多職種が結集し熱気があふれる学会となりました。更にユニークなのは、実際の介護者の参加もあり、大変な賑わいでした。

私は、口演セッションの、難病部門の座長を務めさせていただきました。4名の登壇者のうち、最初の演者はなんと、私が所属していた医局の教授である黒岩先生が発表されました。何歳になられても、臨床への熱い思いは変わらないのだなと感心いたしました。その他、理学療法士、神経内科医などの発表がありました。新しいコミュニケーションツールの使用経験は非常に興味深い内容でした。人工呼吸器を利用している筋萎縮性側索硬化症患者のリスクマネージメントとして、カニューレ事故抜去時や停電時の対応方法の発表がありました。更に在宅医による難病の自宅での特殊薬剤の点滴方法など、勉強になる事ばかりでした。

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