当院では、医院長が神経内科の専門医として長く診療してきたということもあり、筋ジストロフィー等の神経系の難病の患者様を多く診察しております。

こうした難病の方々の診療を行う際に、医師は往々にして患者さま、特に身動きが不自由な方を診察する場合、「医療・療養生活の中に患者様がいる」と思い込みがちです。しかし、私がこの「訪問診療」というスタイルで働き始めて痛感させられたのは「彼らは学校や職場、家庭生活など日常を普通に送ってらっしゃっており、医療・療養というのはそれをサポートする一部にしか過ぎない」ということです。

患者様は普通にご飯を食べて、お風呂に入って、学校に行って、たまにお酒も飲んで、野球観戦をしたり…特別なことをしているわけではありません。ただ一点違うのは患者様から病院に行くのではなく、医師が患者様のもとへ赴くという点だけ、それだけの事なのです。私たちはスタッフ一同、そんな自然な診療を心がけております。